[スポンサーリンク]

危険物取扱者

危険物データベース:第6類(酸化性液体)

[スポンサーリンク]

【目次】

  • 共通する特徴
  • 物質別:ハロゲン化化合物
  • 物質別:その他

共通する特徴

■特性
  • 比重は1より大きく、水に良く溶ける。
  • 無機化合物で、自身は不燃性物質である。
  • 強酸化剤(他の物質を酸化させる性質をもつ)である。
  • 人体に有害。分解して有毒ガスを発生する。
  • 腐食性があり、皮膚を侵す。
■貯蔵・取扱の注意
  • 水、有機物、可燃物等との接触を避ける。
  • 容器の破損、危険物の漏出を防ぐ
  • 容器は耐酸性のものを使用する。
  • 分解して有毒ガスを発生するものが多いので、換気をよくする。
  • 皮膚や衣服に付着しないように注意する。
■消火方法
  • 第6類の危険物自体は燃焼しないので、燃焼物に応じた消火方法をとる。
  • 一般には砂、粉末消火がよい。注水消火は発熱を伴うので適当ではないが、霧状の水は差し支えない。少量の危険物の場合には、大量の水をかけて洗い流す。
  • 中和剤で中和する。

ハロゲン化化合物

指定数量:300kg

フッ化塩素
三フッ化臭素
五フッ化臭素

その他

指定数量:300kg

過塩素酸
過酸化水素
硝酸
Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 試験概要:乙種危険物取扱者
  2. 危険物に関する法令:点検・設備・保安距離
  3. 危険物データベース:第3類(自然発火性物質および禁水性物質)
  4. 危険物データベース:第1類(酸化性固体)
  5. 危険物データベース:第5類(自己反応性物質)
  6. 危険物に関する法令:行政手続き、許可取り消し
  7. 危険物データベース:第2類(可燃性固体)
  8. 危険物データベース:危険物に関する基礎知識

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!
  2. 【超難問】幻のインドールアルカロイドの全合成【パズル】
  3. 房総半島沖350キロに希少金属 広範囲に
  4. メチレン架橋[6]シクロパラフェニレン
  5. 世界初!ラジカル1,2-リン転位
  6. 国際化学オリンピックのお手伝いをしよう!
  7. ひどい論文を書く技術?
  8. あなたの分子を特別なカタチに―「CrystalProtein.com」
  9. カチオンキャッピングにより平面π系オリゴマーの電子物性調査を実現!
  10. 反応経路自動探索が見いだした新規3成分複素環構築法

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年6月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー