[スポンサーリンク]

M

マルコフニコフ則 Markovnikov’s Rule

[スポンサーリンク]

 

二重結合をもつ炭化水素に対し求電子的付加反応をおこなう際、結合する水素原子数の多い方の炭素のほうに、電気的に陽性な原子団が結合する。この経験則をマルコフニコフ則(Markovnikov’s rule)と呼ぶ。

水素原子or置換数を指して“富めるものはますます富める(the rich get richer)”とすれば覚えやすい。

基本文献

 

反応機構

マルコフニコフ則は中間体として生成するカルボカチオンの安定性の差によって合理的説明がなされる。すなわち、水素置換数の少ない(級数の大きい)炭素原子では、超共役効果によってカルボカチオンが安定化されるため、より電気的に陰性な原子団が結合しやすくなる。

Markovnikov_2.gif

反応例

 

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. フィッシャーカルベン錯体 Fischer Carbene Com…
  2. ブレイズ反応 Blaise Reaction
  3. クライゼン縮合 Claisen Condensation
  4. ネニチェスク インドール合成 Nenitzescu Indole…
  5. ソープ・インゴールド効果 Thorpe-Ingold Effec…
  6. 山口マクロラクトン化 Yamaguchi Macrolacton…
  7. エピスルフィド合成 Episulfide Synthesis
  8. ヴィドマン・ストーマー シンノリン合成 Widman-Stoer…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第119回―「腸内細菌叢の研究と化学プロテオミクス」Aaron Wright博士
  2. 配位子を着せ替え!?クロースカップリング反応
  3. 第95回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part I
  4. 信越化学1四半期決算…自動車や電気向け好調で増収増益
  5. 黎书华 Shuhua Li
  6. マテリアルズ・インフォマティクスのためのデータサイエンティスト入門
  7. 始まるPCB処理 利便性追求、重い代償
  8. リベロマイシンA /Reveromycin A
  9. 混合原子価による芳香族性
  10. テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) : Tetrakis(triphenylphosphine)palladium(0)

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年6月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

理研の研究者が考える未来のバイオ技術とは?

bergです。昨今、環境問題や資源問題の関心の高まりから人工酵素や微生物を利用した化学合成やバイオテ…

水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料の開発

第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願い…

第57回有機金属若手の会 夏の学校

案内:今年度も、有機金属若手の会夏の学校を2泊3日の合宿形式で開催します。有機金…

高用量ビタミンB12がALSに治療効果を発揮する。しかし流通問題も。

2024年11月20日、エーザイ株式会社は、筋萎縮性側索硬化症用剤「ロゼバラミン…

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

OIST Science Challenge 2025 に参加しました

2025年3月15日から22日にかけて沖縄科学技術大学院大学 (OIST) にて開催された Scie…

ペーパークラフトで MOFをつくる

第650回のスポットライトリサーチには、化学コミュニケーション賞2024を受賞された、岡山理科大学 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー