[スポンサーリンク]

C

コニア エン反応 Conia–Ene Reaction

[スポンサーリンク]

概要

エノールとオレフィンもしくはアルキンが反応して、分子内環化を起こす反応の総称。

基本文献

 

反応機構

conia_ene_2.gif

反応例

2004年にTosteらは金触媒を用いたβ-ケトエステルと不活性アルキンとの分子内Conia-Ene型反応を報告している[1]、翌年不斉反応化に成功している[2]

2014-10-05_02-04-57

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] Kennedy-Smith, J. J.; Staben, S. T.; Toste, F. D. J. Am. Chem. Soc. 2004126, 4526. DOI: 10.1021/ja049487s

[2] Corkey, B. K.; Toste, F. D. J. Am. Chem. Soc., 2005, 127, 17168. DOI: 10.1021/ja055059q

  •  Gao, Q.; Zheng, B. -F.; Li, J.-H.; Yang, D. Org. Lett. 20057, 2185. DOI: 10.1021/ol050532q
  • Corkey, B. K.; Toste, F. D. J. Am. Chem. Soc. 2005127, 17168. DOI: 10.1021/ja055059q
  • Urabe, F.; Nagashima, S.; Takahashi, K.; Ishihara, J.; Hatakeyama, S. J Org Chem 2013, 78, 3847. DOI: 10.1021/jo400263w

 

 関連反応

 

関連書籍

[amazonjs asin=”3642692354″ locale=”JP” title=”Intramolecular Diels-Alder and Alder Ene Reactions (Reactivity and Structure: Concepts in Organic Chemistry)”]

 

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. TPAP(レイ・グリフィス)酸化 TPAP (Ley-Griff…
  2. ムレキシド反応 Murexide reaction
  3. フィッシャー インドール合成 Fischer Indole Sy…
  4. ジュリア・リスゴー オレフィン合成 Julia-Lythgoe …
  5. 求電子的フッ素化剤 Electrophilic Fluorina…
  6. エドマン分解 Edman Degradation
  7. 還元的脱硫反応 Reductive Desulfurizatio…
  8. シャープレス不斉アミノヒドロキシル化 Sharpless Asy…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学Webギャラリー@Flickr 【Part2】
  2. 5歳児の唾液でイグ・ノーベル化学賞=日本人、13年連続
  3. オキソニウムカチオンを飼いならす
  4. ボロン酸を用いた2-イソシアノビフェニルの酸化的環化反応によるフェナントリジン類の合成
  5. バルツ・シーマン反応 Balz-Schiemann Reaction
  6. 元素周期 萌えて覚える化学の基本
  7. もっと化学に光を! 今さらですが今年は光のアニバーサリーイヤー
  8. 武田薬、糖尿病治療剤「アクトス」の効能を追加申請
  9. ドラマチック有機合成化学: 感動の瞬間100
  10. Ti触媒、結合切って繋げて二刀流!!アルコールの脱ラセミ化反応

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年2月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

注目情報

最新記事

城﨑 由紀 Yuki SHIROSAKI

城﨑 由紀(Yuki SHIROSAKI)は、生体無機材料を専門とする日本の化学者である。2025年…

中村 真紀 Maki NAKAMURA

中村真紀(Maki NAKAMURA 産業技術総合研究所)は、日本の化学者である。産業技術総合研究所…

フッ素が実現する高効率なレアメタルフリー水電解酸素生成触媒

第638回のスポットライトリサーチは、東京工業大学(現 東京科学大学) 理学院化学系 (前田研究室)…

【四国化成ホールディングス】新卒採用情報(2026卒)

◆求める人財像:『使命感にあふれ、自ら考え挑戦する人財』私たちが社員に求めるのは、「独創力」…

マイクロ波に少しでもご興味のある方へ まるっとマイクロ波セミナー 〜マイクロ波技術の基本からできることまで〜

プロセスの脱炭素化及び効率化のキーテクノロジーとして注目されている、電子レンジでおなじみの”マイクロ…

世界の技術進歩を支える四国化成の「独創力」

「独創力」を体現する四国化成の研究開発四国化成の開発部隊は、長年蓄積してきた有機…

四国化成ってどんな会社?

私たち四国化成ホールディングス株式会社は、企業理念「独創力」を掲げ、「有機合成技術」…

アザボリンはニ度異性化するっ!

1,2-アザボリンの光異性化により、ホウ素・窒素原子を含むベンズバレンの合成が達成された。本異性化は…

マティアス・クリストマン Mathias Christmann

マティアス・クリストマン(Mathias Christmann, 1972年10…

ケムステイブニングミキサー2025に参加しよう!

化学の研究者が1年に一度、一斉に集まる日本化学会春季年会。第105回となる今年は、3月26日(水…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー