概要
M[HB(sec-Bu)3]の示性式をもつ試薬はヒドリド還元剤として機能する。カウンターカチオンの異なるL-Selectride(Li)、N-Selectride (Na)、 K-Selectride(K)の3種類が汎用される。
かさ高いために立体的に空いている位置から還元が起きる。
基本文献
反応機構
反応例
化学選択性は立体因子及び溶媒の影響を強く受ける。
規制のかかった環状ケトンの還元においては、高い立体選択性が発現する。
Felkin-Anhモデルに従う選択性発現例
実験手順
実験のコツ・テクニック
参考文献
関連反応
- 水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム Red-Al
- 水素化ホウ素ナトリウム Sodium Borohydride
- ボラン錯体 Borane Complex (BH3・L)
- 水素化ジイソブチルアルミニウム Diisobutylaluminium hydride
- 水素化リチウムアルミニウム Lithium Alminum Hydride (LAH)
関連書籍