[スポンサーリンク]

L

ラロック インドール合成 Larock Indole Synthesis

[スポンサーリンク]

 

概要

o-ヨードアニリンおよび内部アルキンからパラジウム触媒存在下、置換インドールを得る手法。一当量のClアニオン源を添加することが反応を円滑かつ再現性良く進行させるカギ。

基本文献

  • Larock, R. C.; Yum, E. K. J. Am. Chem. Soc. 1991113, 6689. DOI: 10.1021/ja00017a059
  • Larock, R. C.; Yum, E. K.; Refvik, M. D. J. Org. Chem. 199863, 7652. DOI: 10.1021/jo9803277
  • Zeni, C.; Larock, R. C. Chem. Rev. 2004104. 2285. DOI: 10.1021/cr020085h
  • Zeni, G.; Larock, R. C. Chem. Rev. 2006106, 4644. DOI: 10.1021/cr0683966

 

反応機構

基本的な反応機構は他のパラジウムカップリング反応(Heck反応など)と大差ない。
larock_indole_2.gif

反応例

o-ハロアニリンの代わりにo-ハロフェノールを用いるとベンゾフランが合成できる。同様にo-ハロチオフェノールを用いることでベンゾチアゾール合成も行える。
larock_indole_3.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. チャン転位(Chan Rearrangement)
  2. エステル、アミド、ニトリルの金属水素化物による部分還元 Par…
  3. 向山アルドール反応 Mukaiyama Aldol Reacti…
  4. リード反応 Reed Reaction
  5. アフマトヴィッチ反応 Achmatowicz Reaction
  6. キレトロピー反応 Cheletropic Reaction
  7. カーン グリコシド化反応 Kahne Glycosidation…
  8. ロイカート・ヴァラッハ反応 Leuckart-Wallach R…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 直径100万分の5ミリ極小カプセル 東大教授ら開発
  2. プレプリントサーバについて話そう:Emilie Marcusの翻訳
  3. リロイ・フッド Leroy E. Hood
  4. 第24回ケムステVシンポ「次世代有機触媒」を開催します!
  5. 新海征治 Seiji Shinkai
  6. 累計100記事書きました
  7. ブレデレック試薬 Bredereck’s Reagent
  8. ノーベル化学賞まとめ
  9. 合同資源産業:ヨウ素化合物を作る新工場完成--長生村の千葉事業所 /千葉
  10. ブライアン・ストルツ Brian M. Stoltz

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP