身のまわりの分子

  1. シラフルオフェン (silafluofen)

    シラフルオフェンは、ケイ素原子を含んだ構造が特有な、農業害虫の駆除で使われる殺虫剤。除虫菊の殺虫成分であるピレスリンの構造を真似た上で、魚への毒性などのぞまない副作用を避けるように改良されて誕生しました。

  2. テトラメチルアンモニウム (tetramethylammonium)

    テトラメチルアンモニウムは、最も構造が単純な第4級アンモニウム。分子のかたちが神経調節物質であるアセチルコリンと似ているため神経毒性があり、巻貝のエゾボラはテトラメチルアンモニウムを含有することが知られています。

  3. ファイトスルフォカイン (phytosulfokine)

    ファイトスルフォカインはアスパラガス培養細胞から細胞増殖を促進する生理活性により見出された植物ホルモン。硫酸エステル化されたチロシンを持ち、植物界で初めて発見されたペプチドホルモンである。

  4. ヨードホルム (iodoform)

    ヨードホルムはハロアルカンの1つです。常温で黄色の固体、特有の匂いを持ちます。

  5. ロドデノール (rhododenol)

    ロドデンドロール、もしくはロドデノールは、メラニン産生の抑制作用を持つ植物由来成分。美白を目的に化粧品開発が行われたものの、白くまだらになる症状が発覚し対象商品が回収されることになりました。

  6. デルフチバクチン (delftibactin)

  7. ミヤコシンA (miyakosyne A)

  8. ユーコミン酸 (eucomic acid)

  9. ソラノエクレピンA (solanoeclepin A)

  10. トリメチルアルミニウム trimethylalminum

  11. カルボラン carborane

  12. バトラコトキシン (batrachotoxin)

  13. アブシジン酸(abscisic acid; ABA)

  14. ヒストリオニコトキシン histrionicotoxin

  15. A-ファクター A-factor

  16. 亜鉛クロロフィル zinc chlorophyll

スポンサー

ピックアップ記事

  1. α‐リポ酸の脂肪蓄積抑制作用を高める効果を実証
  2. 信じられない!驚愕の天然物たち
  3. 資生堂、製品開発の可能性を大きく広げる新規乳化法開発に成功:プレスリリースから化粧品研究の一端を垣間見る
  4. 低分子ゲル化剤の特性・活用と、ゲル化・増粘の基礎【終了】
  5. ヘム獲得系のハイジャックによる緑膿菌の選択的殺菌法
  6. 有機合成化学協会誌2022年10月号:トリフルオロメチル基・気体分子等価体・蛍光性天然物・n型有機材料・交互共重合法
  7. モリブデン触媒

注目情報

最新記事

【スポットライトリサーチ】汎用金属粉を使ってアンモニアが合成できたはなし

Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポ…

第11回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

第12回慶應有機化学若手シンポジウム

概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大学理工学部・…

新たな有用活性天然物はどのように見つけてくるのか~新規抗真菌剤mandimycinの発見~

こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献…

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…