[スポンサーリンク]

医薬品

メラトニン melatonin

[スポンサーリンク]

 メラトニンは、脊椎動物に見られるホルモン睡眠の調節に関与します。

詳細

もともとは、ウシ松果体をカエルのオタマジャクシに食べさせると体色変化する現象から発見されました[1-4]。メラトニンはトリプトファンから生合成され、夜間により多く分泌されます。睡眠をコントロールする役割がよく知られています。メラトニンは細胞膜にあるGタンパク質型受容体によって認識されます[5]。

参考論文

  1. “Isolation of melatonin, the pineal gland factor that lightens melanocytes.” Lerner AB et al. J. Am. Chem. Soc. 1958 DOI: 10.1021/ja01543a060
  2. “Melatonin in peripheral nerve.” Lerner AB et al. Nature 1959 DOI: 10.1038/1831821a0
  3. “Structure of melatonin.” Lerner AB et al. J. Am. Chem. Soc. 1959 DOI: 10.1021/ja01531a060
  4. Isolation of melatonin and 5-methoxyindole-3-acetic acid from bovine pineal glands.” Lerner AB et al. J. Biol. Chem. 1960
  5. Expression cloning of a high-affinity melatonin receptor from Xenopus dermal melanophores.” Takashi Ebisawa et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1994
Avatar photo

Green

投稿者の記事一覧

静岡で化学を教えています。よろしくお願いします。

関連記事

  1. 化学者のためのエレクトロニクス講座~無電解めっきの還元剤編~
  2. アコニチン (aconitine)
  3. ゲオスミン(geosmin)
  4. バニリン /Vanillin
  5. 虫歯とフッ素のお話① ~どうして歯磨きにフッ素が使われるの??~…
  6. ジブロモインジゴ dibromoindigo
  7. リピトール /Lipitor (Atorvastatin)
  8. カルタミン

注目情報

ピックアップ記事

  1. 多置換ケトンエノラートを立体選択的につくる
  2. 第96回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part III
  3. 被ばく少ない造影剤開発 PETがん診断に応用へ
  4. 世界最高速で試料回転を行う固体NMRプローブを開発 -超微量の生体試料を高感度で検出-
  5. テストには書けない? カルボキシル化反応の話
  6. クリーギー グリコール酸化開裂 Criegee Glycol Oxidative Cleavage
  7. 「石油化学」の新ネーミング募集!
  8. テトラキス(トリフェニルアセタート)ジロジウム(II):Tetrakis(triphenylacetato)dirhodium(II)
  9. Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis
  10. 「ドイツ大学論」 ~近代大学の根本思想とは~

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

中村 真紀 Maki NAKAMURA

中村真紀(Maki NAKAMURA 産業技術総合研究所)は、日本の化学者である。産業技術総合研究所…

フッ素が実現する高効率なレアメタルフリー水電解酸素生成触媒

第638回のスポットライトリサーチは、東京工業大学(現 東京科学大学) 理学院化学系 (前田研究室)…

【四国化成ホールディングス】新卒採用情報(2026卒)

◆求める人財像:『使命感にあふれ、自ら考え挑戦する人財』私たちが社員に求めるのは、「独創力」…

マイクロ波に少しでもご興味のある方へ まるっとマイクロ波セミナー 〜マイクロ波技術の基本からできることまで〜

プロセスの脱炭素化及び効率化のキーテクノロジーとして注目されている、電子レンジでおなじみの”マイクロ…

世界の技術進歩を支える四国化成の「独創力」

「独創力」を体現する四国化成の研究開発四国化成の開発部隊は、長年蓄積してきた有機…

四国化成ってどんな会社?

私たち四国化成ホールディングス株式会社は、企業理念「独創力」を掲げ、「有機合成技術」…

アザボリンはニ度異性化するっ!

1,2-アザボリンの光異性化により、ホウ素・窒素原子を含むベンズバレンの合成が達成された。本異性化は…

マティアス・クリストマン Mathias Christmann

マティアス・クリストマン(Mathias Christmann, 1972年10…

ケムステイブニングミキサー2025に参加しよう!

化学の研究者が1年に一度、一斉に集まる日本化学会春季年会。第105回となる今年は、3月26日(水…

有機合成化学協会誌2025年1月号:完全キャップ化メッセンジャーRNA・COVID-19経口治療薬・発光機能分子・感圧化学センサー・キュバンScaffold Editing

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年1月号がオンライン公開されています。…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー