クレアチン(creatine)別名:メチルグアニジノ酢酸
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生合成
アルギニンとグリシンより、2工程にて生合成される。AGMT(L-arginine; glycine amidinotransferase)が最初に働く酵素である。この酵素は、腎臓や膵臓に特異的に発現しており、アルギニンのグアニジノ基をグリシンへと移す反応を触媒する。生成したグアニジノ酢酸(GAA)は、肝臓へと移り、GAMT(N-guanidinoacetate methyltransferase?)によりメチル化され、クレアチンが生成する。
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サプリメント
ウエイトトレーニングでは、基本的なサプリメントの一つである。初心者が初めて試すべきサプリメントの一つでもある。クレアチンは筋肉を動かすのに必要なATPの原料である。クレアチンを使用しているスポーツ選手を調べた結果では、体重、筋力、パワーの増加が続々と報告されている。また、筋肉内の貯水量を増やす効果も知られており、パンプアップ効果が得られる。毎日5g程度を摂取すると良いとされている。また、クレアチン摂取期間中は、水分摂取量を増やすと良いとされている。
FEBS Journal275(2008) 5899-5909