二フッ化酸素は、無色の常温気体。液体ではわずかに淡黄色を帯びます。二フッ化酸素の場合、フッ素原子Fの酸化数が「-1」なので、酸素原子Oの酸化数は「+2」です。
詳細
二フッ化酸素(oxygen difluoride;?OF2)は、少量の水分を含んだフッ化カリウムの融解塩電解により、初めて1929年に発見されました。湿ったフッ化カリウムに、フッ素ガスを通じる方法でも、二フッ化水素が生成します。
F2+ H2O → HOF + HF
F2+ HOF → OF2+ HF
二フッ化酸素は水とは穏やかに反応して、フッ化水素を生成します。
OF2+ H2O → O2+ 2HF