トリニトロトルエン(Trinitrotoluene)は、高性能爆薬の一種。TNTの略称で呼ばれる。
- 歴史・用途
特に断りがない限り、TNTといえば2,4,6-トリニトロトルエンを指す。1863年にジョセフ・ウィルバンドによってはじめて合成された。
衝撃や熱に対して鈍感なので扱いやすく、加えて放出エネルギーも大きいため、爆薬として大変優れた特性を持つ。
爆弾の威力の大きさを示す代名詞としても用いられる。すなわち「TNT火薬1グラム=1000カロリー」という定義によって、爆発時の放出エネルギーを「TNT火薬何トン分」と表記したりする。
- 合成法
- 関連文献
- 関連書籍
- 関連リンク
爆弾と心臓病とノーベル賞 (有機化学美術館)