カイニン酸(kainic acid)は、紅藻の海人草(かいにんそう:別名マクリ)から単離されたアミノ酸の一種。虫下しとしての漢方的用途がある。
- 歴史・用途
1953年、竹本常松によって単離される。
虫下し(回虫駆除)としての作用は、非NMDA型グルタミン酸受容体結合能を持つことによる。すなわち、回虫の神経を過剰に興奮させ、後に麻痺させる。神経科学用ツールとしても有用。
近年、供給不足により価格が高騰している。
- 関連書籍
- 関連リンク
ネーミングいろいろ ~日本語を含む化合物名~ (有機化学美術館)