アデノシン(adenosine)は核酸を構成するヌクレオシドの一種です。
塩基部位のアデニンと糖のリボースから構成されています。DNAやRNAといった核酸分子の構成要素として働き、遺伝情報を後世に伝達するうえで重要な役割を担っています。
アデノシン三リン酸(adenosine triphosphate:ATP)は、細胞のエネルギー源として重要です。ATPは分解してリン酸を放出する際にエネルギーを放出し、筋肉等を動かします。 細胞にとって電池のような役割を担う化合物です。
また環状リン酸構造をもつサイクリックアデノシン一リン酸(cyclic adenosine monophosphate:cAMP)は、生体シグナル伝達に関わる最重要分子の一つでもあります。
2004年に資生堂が、発毛促進剤の有効成分としてアデノシンを含む医薬品を実用化しました。アデノゲンという商品名で市販されています。
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- 資生堂アデノゲン
- アデノシン – Wikipedia
- adenosine – Wikipedia
- 何はともあれ育毛剤 (有機って面白いよね!)