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身のまわりの分子

キニーネ きにーね quinine

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キニーネ(quinine)は、アカネ科キナ属植物の樹皮に含まれるアルカロイドです。

  • 歴史・用途

1820年にパリの薬剤師PelletierとCaventouによって単離されました。キニーネはマラリア原虫に対して特異的な毒性を示すほか、解熱作用も有し、マラリアの第一選択薬として現在でも用いられています。

有機合成においては、酸性化合物の光学分割剤として古くから用いられるほか、近年では不斉有機分子触媒としての応用で注目を集めています。

  • 関連書籍
晶文社
ロバート・S. デソウィッツ(著)Robert S. Desowitz(原著)栗原 豪彦(翻訳)
発売日:1996-04
発送時期:通常3~5週間以内に発送
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Harpercollins
Fiammetta Rocco(著)
発売日:2003-08-05
発送時期:通常1~3週間以内に発送
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  • 関連リンク

キニーネの物語(1) (2) (有機化学美術館)

Quinine (Wikipedia)

キニーネ(Wikipedia日本)

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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