キニーネ(quinine)は、アカネ科キナ属植物の樹皮に含まれるアルカロイドです。
- 歴史・用途
1820年にパリの薬剤師PelletierとCaventouによって単離されました。キニーネはマラリア原虫に対して特異的な毒性を示すほか、解熱作用も有し、マラリアの第一選択薬として現在でも用いられています。
有機合成においては、酸性化合物の光学分割剤として古くから用いられるほか、近年では不斉有機分子触媒としての応用で注目を集めています。
- 関連書籍
- 関連リンク
キニーネの物語(1) (2) (有機化学美術館)
Quinine (Wikipedia)
キニーネ(Wikipedia日本)