山元 公寿(やまもと きみひさ、19XX年X月X日-)は、日本の高分子化学者、超分子化学者である。東京工業大学 資源化学研究所 教授(写真:YAMAMOTO Group)
経歴
1990年 早稲田大学 理工学部 助手
1995年 早稲田大学 理工学総合研究センター 助教授
1997年 慶應義塾大学 理工学部 助教授
2002年 慶應義塾大学 理工学部 教授
2010年 東京工業大学 資源化学研究所 教授
2016年 東京工業大学 科学技術創成研究院 教授(組織改編)
受賞歴
1996年3月 日本化学会 進歩賞
2005年9月 高分子学会 Wiley賞
2008年3月 日本化学会 学術賞
2012年4月 文部科学大臣表彰 科学技術賞
2014年12月 Distinguished Award 2014 for Novel Materials and Synthesis by IUPAC & NMS
研究概要
分子内に多種の金属を個数と位置を精密に決めて配置できるデンドリマーを世界で初めて報告。これを基盤とした様々な機能材料創製を展開している。例えば燃料電池触媒への応用例として、わずか12個の白金原子からなるサブナノクラスターの精密合成に成功し、既存の白金ナノ粒子触媒 (粒径3 nm) を凌駕する酸素還元触媒能を見出しているほか、世界最小の酸化チタンサブナノドット作成にも成功、これによって発現する量子サイズ効果を世界で初めて直接観測した。
コメント&その他
名言集
関連動画
関連文献
K. Yamamoto, M. Higuchi, S. Shiki, M. Tsuruta, H. Chiba, Nature, 2002, 415, 509-511.
関連書籍