産業のグローバル化が進み、エンジニアにも国際的なセンスや語学力が求められているなか、東京工科大学(東京都八王子市)では、高校生を対象に英語での化学実験などを大学の施設で体験する『サイエンスイングリッシュキャンプ』を、7月28日(土)・29日(日)・30日(月)の3日間で開催する。(7月12日:大学プレスセンター)
イベント概要は下記の通りです。
- 開催日時:2018年7月28日~30日(月)
- 場所:東京工科大学 八王子キャンパス(東京都八王子市)
- 対象・定員:高校生60名
- 締め切り:7月20日(金)
- 参加費:2,000円(昼食代・保険代)
夏休み期間中には様々な化学実験の体験講座が開催されますが、英語にも焦点を当てたプログラムは少なく貴重な体験の場だと思います。応募サイトによれば、講義と説明が50%、実験・討論・発表が50%の内容になっていて、注目は、英語によるグループディスカッション、英語による化学実験、ポスター準備と発表です。化学実験の内容は、「有機化合物の系統分離・分析」で、MSなどの分析機器を使って構造を解析するような内容だと思います。
グローバルな環境の中、アカデミックでも企業でも英語を使う場面は多々あり、一部の大学院では英語による講義も始まっています。一方で高校では、英語と化学の授業は全く別であり、英語で化学を勉強する機会はないと思います。そのためこのようなプログラムを通して化学に興味がある高校生にも英語の重要性に気づいてもらえればと思います。大学側から見れば体験イベントは一つの大学宣伝ツールですが、体験とともに大学入学の先をも見据えたイベントの企画に期待します。
本イベントの応募に関して学年や英語レベルでの制限はないので気軽に参加できます。先着順で締め切りが来週なので興味のある方は早めの応募をお勧めします。
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- イベントに関するニュース:大学プレスセンターによるイベント関連のニュース一覧。このイベント以外もこの夏の様々なイベントがレポートされている。