A transformation is happening in global energy markets that’s worth noting as 2016 comes to an end: Solar power, for the first time, is becoming the cheapest form of new electricity. (引用:Bloomberg Technology)
シンクタンクBloomberg New Energy Financeが発表した統計によると、2016に初めて太陽光発電のコストが風力発電を下回ったと発表した。
2016における新興国(中国、インド、ブラジル等)での太陽光発電にかかるコストは1MWあたり165万ドルであったと報告しています。この価格は2010年と比べ約1/3で、特に2011-2012年以降に急激に価格が下落しており(こちらのFig.3)東日本大震災時に起きた原発事故を受けて研究開発投資が進んだためと考えられます。
報告されている価格はあくまでも新興国での価格なので日本や欧米ではもう少し高くなると考えられますが、この価格は化石燃料と比べて1/2程度です。当然、自然エネルギーは常に安定した電力量を発電出来ないという弱点があるため完全に化石燃料に取って代わるのは不可能ですが、少なくとも化石燃料の価格面での優位性は無くなってきているようです。