文部科学省は1日、世界の高校生らが参加して、ジョージア(グルジア)で開かれた「国際化学オリンピック」で、日本代表4人のうち、1人が金、3人が銀メダルを獲得したと発表した。
金は海陽中等教育学校(愛知県)5年の坂部圭哉さん(16)。銀は筑波大付属高(東京都)3年の秋山茂義さん(17)、灘高(兵庫県)2年の海士部佑紀さ ん(17)と同2年の平翔太さん(16)だった。坂部さんは今月20日から三重県津市で開かれる「国際地学オリンピック」にも出場予定。
国際化学オリンピックは1968年に始まり、日本は2003年から参加。今年は67の国・地域から264人が、各5時間の実験と筆記試験に挑んだ。21年は大阪府で開催される。
産経WEST 2016.8.1
本家オリンピックに興じている間に紹介が遅くなってしまいましたが、今年も国際化学オリンピックで日本人の参加者が好成績を修めてくれました!今年の化学オリンピックはジョージアで開催されていました。本家オリンピックでもGERと表記されていて、一瞬?となりましたが、そうだグルジアじゃないんだと何度か思った国でした。
264人中上位30位以内が金、87位までが銀、170位までが銅だそうです。金の坂部さんはtop 10入りの好成績ですし、秋山さん、平(ひら)さん、海士部(あまべ)さんも高得点をマークしています。現在三重県にて開催中の国際地学オリンピックも参加とのことで、多才な坂部さんに脱帽です。健闘を祈っております!
問題を解くのに必要であった反応
実験の問題をざっと拝見しましたが、なかなかの難問ですね。筆者は有機化学が専門なのですが、有機化学の問題もよーく考えられた良問だと思いました。その昔は化合物の同定にこういうの使ってたんだよなあと感慨深くなります。今では化合物を精製したら機械にポンですからね・・・
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