弊社(パテント・リザルト社)はこのほど、独自に分類した化学業界の企業を対象に、2012年の特許審査過程で他社特許の拒絶理由通知に引用された件数を企業別に集計した「化学業界 被引用特許件数ランキング2012」をまとめました(注1)。この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2012年に最も引用された企業は、富士フイルムホールディングスの6,002件、次いで三菱化学の2,051件、積水化学の1,888件となりました。
引用:パテント・リザルト社 (http://www.patentresult.co.jp/news/2013/01/chemical.html )
2012年の化学分野での被引用特許件数のランキングが発表され、富士フイルムホールディングスが2位三菱化学と約3倍をつけ1位になった。
富士フィルムの特許のキーワードは
「インクジェット」「フォトリソグラフィ」「デジタルカメラ」「液晶」「有機EL」
ということで、内容はカメラに関する技術もののが主力となっている。他に液晶や有機ELなど化学に密接に関わる商品でも強いようである。 3位の積水化学は会社の規模と比べて検討していて、建築に使われる材料などで存在感を示しているようである。
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