2017年市場予測
有機ELディスプレイの世界市場は11年比6.6倍の2兆186億円
…スマホ向けに加えテレビ向けが立ち上がり、パネル需要の増加と大型化が期待有機EL(Organic light-Emitting Diode:OLED)
主用途であった携帯電話サブディスプレイの需要減によってPM(passive matrix)OLEDが大幅に縮小したものの、Samsung Displayの生産能力増強とスマートフォン需要の増加でAM(active matrix)OLEDが急速に拡大し、2011年の市場は前年比2.2倍の3,049億円となった。
AMOLEDは、今後もスマートフォン需要に依存するが、新規アプリケーションとして2012年中にテレビ向け大型パネルの生産開始が予定されており需 要増が期待される。一方、PMOLEDは、携帯電話サブディスプレイ用途やPMP(Portable Media Player)用途の需要が減少するものの、産業用途・汎用向けとして多様なアプリケーションでの採用が期待される。引用 富士キメラ総研 (http://www.fcr.co.jp/pr/12089.htm)
本多-藤嶋効果や新海先生の光駆動分子マシンをあげるまでもなく、日本は光化学の分野で世界のトップを走っています。
その中でも有機ELは基礎研究から世の中の製品に力強く育っているという意味で、出色の分野だと思います。
学術論文でみられるイントロダクションで述べられる”強み”が、実際の市場での強みになっているという意味で、アプリケーションを狙う研究のロールモデルとも言えると思います。
日本の有機ELの第一人者、城戸先生(と城戸先生のブログ)から、これからも目が離せません。