2012年6月18日 夕方頃、大阪府池田市の産業技術総合研究所で爆発がありました。
通報により消防が駆け付けた時にはすでに全員が避難し、けが人はいないということです。爆発は複数回におよび、激しく煙を上げていたようです。
爆発があったのは電池の実験を行っていた棟の2階部分で、職員がリチウム電池の実験を行っていたところ、突然爆発し煙が上がったとのこと。
今回の事故について詳しいことはまだわかりませんが、調べてみると今年の4月にもアメリカ・ミシガン州にあるGMの研究所でリチウム電池関連の爆発事故が起こり、従業員一名が重体となっていたようです。
こちらの事故原因についてはGMからの公式発表があり、「極限状態の試験課程で、リチウムバッテリーから漏れたガスが何らかの原因で引火した」とのことです。
危険性を孕んだ物質や装置でも、日常的に取り扱っているうちに油断が生まれてしまいます。
忙しい中でも、時々は「自分の操作は本当に安全か?」ということを冷静かつ客観的に見つめ直すこと、また自分の実験に関連する事故の情報にアンテナを張っておくことが大切だと改めて考えさせられます。
なにはともあれ、けが人が出なかったことにほっとしています。
関連サイト
- この事故に関するMBSニュースサイト
- GMのリチウム電池爆発事故に関する海外ニュースサイト