住友化学<4005.T>は31日、2008年3月通期の連結営業利益見通しについて、前年比6.9%減の1300億円とする従来予想を据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均値1330億円とほぼ同水準だった。
第1四半期(4─6月)に、部門別営業利益で赤字になった情報電子化学の回復が目標値達成のカギを握っている。第1四半期の連結営業利益は全体で256億3400万円(前年同期比24.6%減)と減益ながら、中間期の予想である470億円に対する進ちょく率は55%と順調に推移した。ただ、部門別では情報電子化学部門が41億円の営業損失(前年同期実績は37億円の黒字)と唯一の赤字となっている。同部門は、年間予想で160億円の黒字を想定しており、この回復が全体の数値にも影響を及ぼす(引用:世界日報)。