信越化学工業は、2007年4-6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.6%増の3424億1900万円、営業利益が同21.3%増の695億3300万円と増収増益だった。
シリコーンは自動車、電気・電子機器、化粧品向けなどを中心に、全体的に順調に推移し、輸出市場も堅調に推移した。
経常利益は同23.3%増の715億4100万円、当期純利益は同28.1%増の455億9200万円だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた(引用:レスポンス)。
信越化学はかなり好調のようですね。主力製品であり、同社の看板製品である塩化ビニルは米国では住宅事情の悪化、また国内では原材料の高騰とかなり苦しんでいるようですが、シリコーンが順調に売れているため相殺されているようです。
また、半導体ウエハーが昨年より売上を拡大し、電子材料事業は前第一四半期に比べて1.5倍増と大幅な上昇をみせています。全体的には記事にあるとおり、大幅な上昇をみせており、強い信越化学をアピールしたような第一四半期決算でした。
ここ6年間でみると売上は倍近くになっており、それにともない株価も2年前まではしばらく4000円前後を推移していたのに対し、現在は9000円を超え、1万円の大台に近付いています。この調子ならば達成も時間の問題でしょう。今後をさらに期待したいと思います。