このほど開かれた米国糖尿病学会でいくつかの新しいタイプの糖尿病治療薬に関する報告が発表された。
ウォールストリート・ジャーナルによると、治療薬の1つは、メルクが開発中の2型糖尿病患者向けDPP4 阻害薬「ジャヌビア」。副作用をそれほど伴わないで人体の持つ血糖値抑制機能を高められる。ヘモグロビン値を示すA1Cが7.5~8.1%の患者約 1400人に12~24週間にわたりジャヌビアを投与した試験では、偽薬を服用した患者に比べて同数値が0.6~1.05%ポイント低下した。ジャヌビアは血糖値を下げる体内の機能を活性化させる新しい糖尿病薬としては最初の薬剤となる可能性がある。今年10月にも連邦食品医薬品局(FDA)からの認可が見込まれている。
また、ノバルティスが開発した同タイプの「ガルバス」も、07年初めまでに認可が下りると見られている。両薬は、特に大きな安全問題が浮上しない限り、2010年までの売り上げは10億ドル以上と見られている。(引用:usfl.com)
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