[スポンサーリンク]

ケムステニュース

サリドマイドが骨髄腫治療薬として米国で承認

[スポンサーリンク]

サリドマイド

 多数の先天性欠損症を引き起こし1962年に使用が禁じられた薬剤サリドマイドが、骨髄腫の治療薬として米食品医薬品局(FDA)により承認された。

 サリドマイドは、新たに多発性骨髄腫と診断された患者に使用することができる。多発性骨髄腫は、感染症を抑制する上で重要な役割を担う骨髄細胞が侵される疾患。AP通信によると、サリドマイドは骨髄腫の標準的な化学療法であるデキサメタゾンと併用して用いられることになるという。(引用:Dr.赤ひげ.com)

 血管新生阻害作用を見出されて以来再び注目されたサリドマイド。ハンセン病や、今回のように骨髄腫の治療薬として注目されているようです。妊婦が飲むとよく知られているような被害が再び起こることは間違いないのですが、そうでなければ病気を治す薬。難しいですね。


Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 氷河期に大量のメタン放出 十勝沖の海底研究で判明
  2. リン酸アルミニウムを飲んだら爆発?
  3. ゾイジーンが設計した化合物をベースに新薬開発へ
  4. 日本電子の米国法人、有機物を非破壊検出できるイオン源を開発
  5. 脂肪燃やすアミノ酸に効果 「カルニチン」にお墨付き
  6. 富大工学部実験研究棟で火事
  7. 国公立大入試、2次試験の前期日程が実施 ~東京大学の化学の試験を…
  8. サントリー:重曹を使った新しい飲料「水分補給炭酸」発売

注目情報

ピックアップ記事

  1. 超若手科学者の発表会、サイエンス・インカレの優秀者インタビュー
  2. サラ・E・リースマン Sarah E. Reisman
  3. カルロス・バーバス Carlos F. Barbas III
  4. 植物生合成の謎を解明!?Heteroyohimbine の立体制御
  5. 侯召民教授の講演を聴講してみた
  6. 大学院から始めるストレスマネジメント【アメリカで Ph.D. を取る –オリエンテーションの巻 その 1–】
  7. 最少の実験回数で高い予測精度を与える汎用的AI技術を開発 ~材料開発のDX:NIMS、旭化成、三菱ケミカル、三井化学、住友化学の水平連携で実現~
  8. テストには書けない? カルボキシル化反応の話
  9. 2017年12月14日開催: 化学企業4社によるプレミアムセミナー
  10. 集積型金属錯体

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

【スポットライトリサーチ】汎用金属粉を使ってアンモニアが合成できたはなし

Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポ…

第11回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

第12回慶應有機化学若手シンポジウム

概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大学理工学部・…

新たな有用活性天然物はどのように見つけてくるのか~新規抗真菌剤mandimycinの発見~

こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献…

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…

理研の研究者が考える未来のバイオ技術とは?

bergです。昨今、環境問題や資源問題の関心の高まりから人工酵素や微生物を利用した化学合成やバイオテ…

水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料の開発

第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願い…

第57回有機金属若手の会 夏の学校

案内:今年度も、有機金属若手の会夏の学校を2泊3日の合宿形式で開催します。有機金…

高用量ビタミンB12がALSに治療効果を発揮する。しかし流通問題も。

2024年11月20日、エーザイ株式会社は、筋萎縮性側索硬化症用剤「ロゼバラミン…

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー