製薬業界で大人向け医薬品を子供用に開発し直す動きが相次いでいる。開発技術や特許を有効活用するのが狙いで、アステラス製薬が抗真菌剤の小児用の承認を取得したほか、英系グラクソ・スミスクラインなどが飲みやすい抗アレルギー薬を子供向けに開発した。厚生労働省の薬価(薬の公定価格)の引き上げも追い風になっている。
アステラスは2002年に発売した抗真菌剤「ファンガード」を子供向けに開発し直した。免疫低下で肺や食道にカビが生える病気を治療する医薬品で、厚労省も同社に開発を要請していた。(引用:日本経済新聞)
ファンガード(ミカファンギンナトリウム micafungin sodium )は以上のような構造を有するキャンディン系抗真菌剤です。キャンディン系抗真菌剤は人にはない真菌細胞壁の主要構成成分である1.3-β-D-グルカンの生合成を特異的に阻害することで、他の抗菌剤に例のない高選択性を有しています。
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