アステラス製薬株式会社(TSE:4503、本社:東京、社長:竹中 登一、以下「アステラス製薬」)は、このたび、日本において2004 年8 月に承認申請していた過活動膀胱治療剤「ベシケア(YM905)」について、「過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁」を適応症として、製造承認を取得しましたのでお知らせします。
過活動膀胱(OAB*)とは、膀胱平滑筋の過度の収縮によって引き起こされる疾患で、尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁などの症状を引き起こします。日本においては、40 歳以上の男女の8 人に1 人(約810 万人)が過活動膀胱の潜在患者であるとの調査報告もあり、これらの症状は大きな支障と苦痛を患者さんにもたらし、日々の行動を制限する大きな要因となっています。
「ベシケア」はアステラス製薬によって創製・開発された、日本で初めての過活動膀胱を対象に適応症を取得した薬剤です。(引用:ACN Newswire)
排尿障害に関する薬はハルナール(塩酸タムスロシン)が非常に有名です。ベシケアはすでに米国で販売されている頻尿・尿失禁治療薬で、作用機序はムスカリン受容体拮抗です。
関連書籍
[amazonjs asin=”4815917817″ locale=”JP” title=”よくわかって役に立つ排尿障害のすべて”]