[スポンサーリンク]

ケムステニュース

メルク、途上国でエイズ抑制剤を20%値下げ

[スポンサーリンク]

 

エファビレンツ製薬大手メルクは、大衆薬との競合激化を受け、エイズ発症を抑制する処方薬「ストクリン」の価格を発展途上国で20%引き下げた。

 ロイター通信によると、値下げはオーストラリアの新工場における生産工程の効率改善がもたらした経費削減によって実現した。600ミリグラムの価格はこれまでの1日95セントから76セント(年間277.40ドル)となる。(引用:Usfl.com)

?

 ストクリン(Stocrinは一般名をエファビレンツ(Efavirenz)という、エイズ発症抑制剤(非核酸系逆転写酵素阻害剤)です。アメリカではサスティバRという名称で売られています。

ストクリンは、最初に使った薬剤が効かないか副作用が激しい患者に処方されることが多く、他のエイズ薬と同様、ウイルスが治療への抵抗力を持つリスクを削減するために別の抗レトロウイルス薬と一緒に服用されます。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. Merck 新しい不眠症治療薬承認申請へ
  2. ナノってなんて素敵ナノ
  3. ハネウェル社、アルドリッチ社の溶媒・無機試薬を販売へ
  4. 製薬、3強時代に 「第一三共」きょう発足
  5. 進化するCAS SciFinderⁿ
  6. メラノーマ治療薬のリード化合物を発見
  7. 2009年度日本学士院賞、化学では竜田教授が受賞
  8. 製薬各社の被災状況②

注目情報

ピックアップ記事

  1. “Wakati Project” 低コストで農作物を保存する技術とは
  2. 炭素文明論「元素の王者」が歴史を動かす
  3. 第八回 ユニークな触媒で鏡像体をつくり分けるー林民生教授
  4. 分子があつまる力を利用したオリゴマーのプログラム合成法
  5. 山西芳裕 Yoshihiro Yamanishi
  6. 総収率57%! 超効率的なタミフルの全合成
  7. 複雑な生化学反応の条件検討に最適! マイクロ流体技術を使った新手法
  8. 第124回―「生物・医療応用を見据えたマイクロ流体システムの開発」Aaron Wheeler教授
  9. Brønsted酸触媒とヒドロシランによるシラFriedel-Crafts反応
  10. 【マイクロ波化学(株)医薬分野向けウェビナー】 #ペプチド #核酸 #有機合成 #凍結乾燥 第3のエネルギーがプロセスと製品を変える  マイクロ波適用例とスケールアップ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー