世界の製薬大手の2005年決算がほぼ出そろい、売上高を順調に伸ばす欧州企業と、苦戦気味の米上位の明暗が浮き彫りになった。日本勢では武田薬品工業の 14位が最高で、第一三共は16位、アステラス製薬は17位に食い込んだ。大型医薬品の販売動向や特許切れ対策で順位が入れ替わる構図になっている。(引用:日本経済新聞)
いまだ日本の製薬業界は世界規模に比べると小さいようです。武田薬品工業は2004年と同様の14位となりました。アステラス製薬と第一三共は互いに順位が入れ替わっただけです。
首位の米製薬大手ファイザーは主力製品の高脂血症治療薬「リピトール」の売り上げが鈍化しているようです。同様に米製薬大手のメルクは販売停止に追い込まれ、多くの訴訟が起こった関節炎治療薬「バイオックス」の影響をもろに受けた模様。一方、フランス製薬大手のサノフィ・アベンティスは特許切れを迎えていますが、抗血小板剤「プラビックス」の好調により利益増加、スイス製薬大手のロシュはいわずと知れたインフルエンザ治療薬の「タミフル」より大幅な増益となりました。
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