大鵬薬品工業株式会社(社長:宇佐美 通)は、米国のアメリカンバイオサイエンス社(American BioScience, Inc.)と抗癌剤アブ
ラキサン(商品名ABRAXANE(TM))のライセンス契約を締結し、日本における開発および販売権を取得しましたので、お知らせいたします。
アブラキサンは、新規パクリタキセル製剤として、既存薬と同等以上の薬効を持ちながら、安全かつ簡便という優れた特性を持ちます。将来に渡ってタキサン製
剤が癌治療に果たす役割は大きいと考えられることから、アブラキサンは、癌患者の方々に、より良い治療を提供することができると確信しています。(引用:日経プレリリース)
パクリタクセル(タキソール)は有用な抗ガン剤で世界で年間1000億円以上売り上げています。しかし、難溶性であることが問題です。この溶解性をますために、ポリオキシエチレン系の溶媒を用いています。それに対して、過敏症などの副作用がありましたが、今回のアブアキサンはアルブミン結合型パクリタキセルで、溶解性がありそういう問題を解消しているそうです。