?政府は28日、2005年度の文化勲章受章者5人と文化功労者15人を発表した。 (引用:読売新聞)(写真:日本の勲章・褒章(賞勲局))
文化の日も近づき、今年も文化勲章、文化功労者の発表がありました。森光子さんや長嶋茂雄元巨人監督が受章したということですが、ここは化学のブログのため化学系の受賞者に注目してみましょう。
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今年は化学分野での文化勲章受章者はなく、文化功労者はナノ物質化学の茅幸二(69)、 生物有機化学の鈴木昭憲(70)、 物理化学の田中郁三(79)の3氏が選ばれました。この方達を通常のニュースよりももう少し詳しく説明しましょう。
ちなみに、最近の化学関連の文化勲章受章者は、向山アルドール反応の向山光昭氏、また白川秀樹、野依良治、田中耕一氏のノーベル化学賞受賞者です。
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■茅幸二(ナノ物質化学 )
2成分の金属、半導体、また有機物と金属の有機金属クラスターを形成させるというクラスター化学を先駆的に研究。例えば、ベンゼンとバナジウムVからなる有機金属クラスターは金属のd電子が
ベンゼンを介して1次元的に非局在化することで多層のサンドウィッチ構造をとることを発見しました。
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元素の周期表がどのようにして並べられているのか、さまざまな物質の違いは何によるものなのかなどについて、実験を交えながら解説する。
ナノテクノロジーの重要テーマを詳しく解説。大きく発展しつつあるクラスターの合成、物理、理論計算などを第一人者が大学院生以上を対象にわかりやすく解説した初の成書。物理、化学、材料の研究者向け。
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ナノネットインタビュー: 有機金属多層サンドイッチクラスターの発見
■鈴木昭憲(生物有機化学)
昆虫の変態現象に関するホルモン(前胸腺刺激ホルモン)の発見など。
昆虫が脱皮する際にエクダイソンという脱皮ホルモンを分泌しますが、それをコントロールするホルモンが前胸腺刺激ホルモンです。
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■?田中郁三 (光化学)
光化学専門。光源としてレーザーを用い、光化学の発展に寄与。
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有識者からのメッセ-ジ – 田中 郁三 先生
田中 郁三(たなか いくぞう)氏略歴
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