[スポンサーリンク]

ケムステニュース

「消えるタトゥー」でヘンなカユミ

[スポンサーリンク]

PPD(パラフェニレンジアミン)

愛知万博(愛・地球博)で女性来場者らが腕などにペイントする「ヘンナタトゥー」によって、7月中旬以降、30人以上がかぶれや炎症などの症状を訴えた、と万博協会が9日発表した。一部で使われた原料の成分にヘアカラーなどに使われる化学物質パラフェニレンジアミン(PPD)が含まれていたという。(引用:朝日新聞)

?

?


パラフェニレンジアミン(p-penylenediamine, 略してPPD)はアミノフェノールのパラ位にアミノ基を有しています。染色剤に入っていることが多く、ひりひりした感じはこの成分も原因となっています。一般的にアミノフェノール部位を有する化合物は人によってはアレルギーを起こす可能性があることが多いようです。

関連リンク

皮膚科Q&A:第4回 かぶれ Q16

愛・地球博におけるヘナタトウによるかぶれ・炎症について | EXPO 2005 AICHI,JAPAN

JDN /LA CONNECTION /02 ヘンナタトゥー

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. ダイセル発、にんにく由来の機能性表示食品「S-アリルシステイン」…
  2. 「パキシル」服用の自殺者増加 副作用の疑い
  3. 三菱化学の4‐6月期営業利益は前年比+16.1%
  4. 住友化学が通期予想据え置き、カギ握る情報電子化学の回復
  5. スイス医薬大手のロシュ、「タミフル」の生産能力を増強へ
  6. アミンの新合成法
  7. ガ求愛行動:性フェロモンを解明 東大など
  8. グラクソ、糖尿病治療薬「ロシグリタゾン」が単独療法無効のリスクを…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 亜鉛トリフラート触媒:Zinc Triflate
  2. 有機合成化学協会誌2022年1月号:無保護ケチミン・高周期典型金属・フラビン触媒・機能性ペプチド・人工核酸・脂質様材料
  3. 【速報】2015年ノーベル化学賞は「DNA修復機構の解明」に!
  4. 13族元素含有ベンゼンの合成と性質の解明
  5. 反芳香族性を示すπ拡張アザコロネン類の合成に成功
  6. DNAに人工塩基対を組み入れる
  7. 大栗 博毅 Hiroki Oguri
  8. これからの理系の転職について考えてみた
  9. 超音波有機合成 Sonication in Organic Synthesis
  10. 第150回―「触媒反応機構を解明する計算化学」Jeremy Harvey教授

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー