[スポンサーリンク]

ケムステニュース

アルツハイマー原因物質、緑茶成分に抑制機能・埼玉医大など

[スポンサーリンク]

エピガロカテキンガレート?緑茶に含まれる渋み成分の1つ「エピガロカテキンガレート(EGCG)」に、アルツハイマー病の原因物質とされるベータアミロイドが脳内でつくられるのを抑える作用を見つけたと、森隆埼玉医大助教授と米サウスフロリダ大などのチームが21日、米科学誌に発表した。

 人のアルツハイマー病を再現したマウスなどの実験で明らかにした。抗がん効果も期待されているEGCGが将来、アルツハイマー病の予防や治療に使える可能性を示す結果だとしている。(引用:日本経済新聞

?

 エピガロカテキンガレート(EGCG)にベータアミロイド生産抑制効果があるという報告です。カテキンはよく知られていて最近ではほとんどの人が知っていると思いますが、ポリフェーノール類の一種です。エピガロカテキンガレートのエピとはガロカテキンガレートの1つの不斉中心が逆であることを意味しています。(今回は図の赤い部分)つまりエピガロカテキンガレートとガロカテキンガレートはジアステレオマーの関係にあります。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 吸入ステロイド薬「フルタイド」の調査結果を発表
  2. 科学技術教育協会 「大学化合物プロジェクト」が第2期へ
  3. サイエンスイングリッシュキャンプin東京工科大学
  4. 光触媒で新型肺炎を防止  ノリタケが実証
  5. 米メルク、「バイオックス」回収で第2・四半期は減収減益
  6. 有機化学美術館へようこそ ~分子の世界の造形とドラマ
  7. ふるい”で気体分離…京大チーム
  8. サリドマイドの治験、22医療機関で 製薬会社が発表

注目情報

ピックアップ記事

  1. 小さなケイ素酸化物を得る方法
  2. カーボンナノチューブ薄膜のSEM画像を生成し、物性を予測するAIが開発される
  3. リガンド結合部位近傍のリジン側鎖をアジド基に置換する
  4. B≡B Triple Bond
  5. 世界の中心で成果を叫んだもの
  6. 櫻井英樹 Hideki Sakurai
  7. 超高圧合成、添加剤が選択的物質合成の決め手に -電池材料等への応用に期待-
  8. 酵母菌に小さなソーラーパネル
  9. 抽出精製型AJIPHASE法の開発
  10. シグマ アルドリッチ構造式カタログの機能がアップグレードしたらしい

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

四置換アルケンのエナンチオ選択的ヒドロホウ素化反応

四置換アルケンの位置選択的かつ立体選択的な触媒的ヒドロホウ素化が報告された。電子豊富なロジウム錯体と…

【12月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開催】 題目:有機金属化合物 オルガチックスのエステル化、エステル交換触媒としての利用

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

河村奈緒子 Naoko Komura

河村 奈緒子(こうむら なおこ, 19xx年xx月xx日-)は、日本の有機化学者である。専門は糖鎖合…

分極したBe–Be結合で広がるベリリウムの化学

Be–Be結合をもつ安定な錯体であるジベリロセンの配位子交換により、分極したBe–Be結合形成を初め…

小松 徹 Tohru Komatsu

小松 徹(こまつ とおる、19xx年xx月xx日-)は、日本の化学者である。東京大学大学院薬学系研究…

化学CMアップデート

いろいろ忙しくてケムステからほぼ一年離れておりましたが、少しだけ復活しました。その復活第一弾は化学企…

固有のキラリティーを生むカリックス[4]アレーン合成法の開発

不斉有機触媒を利用した分子間反応により、カリックスアレーンを構築することが可能である。固有キラリ…

服部 倫弘 Tomohiro Hattori

服部 倫弘 (Tomohiro Hattori) は、日本の有機化学者。中部大学…

ぱたぱた組み替わるブルバレン誘導体を高度に置換する

容易に合成可能なビシクロノナン骨格を利用した、簡潔でエナンチオ選択的に多様な官能基をもつバルバラロン…

今年は Carl Bosch 生誕 150周年です

Tshozoです。タイトルの件、本国で特に大きなイベントはないようなのですが、筆者が書かずに誰が…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP