県工業技術センターは一日、同センターが開発した高温プラズマに関する最先端技術と、それを応用したカーボンナノチューブの量産技術について、カナダ・トロント市で七日に開幕する「第十七回プラズマ化学国際学会」で発表すると明らかにした。高温プラズマ関係の技術について基本特許を既に取得しているが、今回「一般発表」の部のトップを切って発表する機会を得たことで、世界的な注目度の高さを裏付けた形だ。
発表するのは、同センター基盤技術材料研究グループ総括研究員の松浦次雄さん(56)。同センターが、海外での国際学会に職員を派遣して、研究成果を発表するのは初めて。(引用:北陸中日新聞)
プラズマ放電のための電極を増やし、円形に並べ、重ね合わせることによって、カーボンナノチューブの大きさや形を制御することに成功したそうです。
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ついに人間は直径10億分の1メートルのチューブ-カーボンナノチューブを作り出した.それはサッカーボール分子フラーレン以上に可能性に満ちている.この新物質はどのようにして発見されたのか.サイエンスとテクノロジーの両面でいかなる魅力をもっているのか.発見者自らが,英国王立研究所での講演をもとに,いきいきと語る.
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