?タキソテール(R)により、進行乳癌の生存期間がパクリタキセルと比べて有意に改善
-乳癌治療において最も広く使用されている2種類のタキサン系薬剤の比較試験結果が米医学誌”Journal of Clinical Oncology”に掲載される-
サノフィ・アベンティスグループは、タキソイド系抗悪性腫瘍剤「タキソテール(R)」〔一般名:ドセタキセル水和物〕を投与した治療で、パクリタキセルと比較して、アントラサイクリン系薬剤治療後に病態が進行した進行乳癌患者の全生存期間と無増悪期間(癌の増殖を認めない期間)が有意に延長されることを証明する第III相試験の結果が、米医学誌”Journal of Clinical Oncology” に掲載されたことを発表しました。 (引用:日本経済新聞)
タキソテール(Taxotere)はセイヨウイチイの樹皮から発見されたタキソール(Taxol)と類似した構造を有しており、タキサンと呼ばれる抗がん剤の一種です。
タキソールと異なる部位は側鎖のアミン部位の置換基(青色)がtert-ブトキシカルボニル基orベンジル基、8員環部位の水酸基(赤色)にアセチル基がついているorついていないだけです。
詳しくタキソール、タキソテールについて知りたい方は関連リンクをご覧ください。
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