信越化学工業は、排水・排ガスから塩水を回収し、リサイクル使用する画期的な新システムを開発し、直江津工場の主力製品であるメチルセルロースの製造工程に導入、7月から稼働開始した。製造工程で発生する排ガス・排水を一括処理し、VOC(有機化学物)の排出量を大幅に低減するとともに、その過程で派生する塩水を回収してカ性ソーダの原料として活用するもの。今後、メチルセルロース以外の製造ラインでも導入可能な改良を検討し、最終的には直江津工場の原塩の約10%を、このシステムで回収できる見通しだ。 (引用:化学工業日報)