第一製薬は5日、脳梗塞(こうそく)再発予防薬「プラビックス」(承認申請中)の国内の営業権を開発元の仏サノフィ・アベンティスに返還すると発表した。第一と経営統合する三共がプラビックスの競合薬を開発中のため提携内容を見直す。今後営業権はサノフィ日本法人が持ち、第一は販売支援や製造受託などの協力にとどめる。プラビックスは血小板の凝集を防ぐ「抗血小板剤」と呼ぶ薬で、世界で年5000億円売れている。国内では年内の発売を見込んでいる。9月末に発足する第一と三共の統合新会社「第一三共」では、プラビックスの提携が白紙になるとの前提で経営計画を策定していた。(引用:日本経済新聞)
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