副賞は各1000万円。贈呈式は6月17日午後3時から東京都千代田区の学士会館で行われる。
岡本氏は、化合物の右手型、左手型を作り分ける「不斉合成」を先駆的に研究、医薬品の開発や製造に貢献した。大隅氏は、自食作用(オートファジー)と呼ばれる細胞内の分解作用について分子機構を解明し、自食作用の研究を加速した。(引用:読売新聞)(写真:岡本研究室)
岡本先生はらせん高分子や、HPLCでラセミ化合物を分割する、光学活性カラムの開発で有名です。1999年に日本化学会賞、2001年にChirality Medal、2002年に紫綬褒章を受賞しています。
特にChirality Medalとは「不斉に関連する分野の進歩に寄与し、特に優れた研究業績をあげた研究者に対して 与えられる賞」でRS表示法を提案したV.Prelogやコロンビア大の中西香爾先生、非線形現象のKagan、2001年ノーベル化学賞の野依良治(現在理化学研究所理事長)、Sharplessなど、ノーベル賞受賞者及びそれに限りなく近い人がもらっているかなりレベルが高い賞です。
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