独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)が「新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業」(プログラムディレクター桂直樹理事)の一環として実施している研究課題「自然な睡眠覚醒調節作用を持つ天然素材の探索に関する研究」において、(財)大阪バイオサイエンス研究所研究部長裏出良博らの研究チームは、カフェインの覚醒作用がアデノシンA2A受容体により調節されていることを明らかにした。
コーヒー・緑茶・紅茶に含まれるカフェインが睡眠覚醒を促すことは古くから良く知られている。しかしカフェインにより引き起こされる覚醒に関与する受容体は特定されていなかった。研究チームは、カフェインの投与(5,10,15 mg/kg)により、野生型マウスでは覚醒が起こるが、アデノシンA2A受容体の遺伝子欠損マウスでは覚醒が起こらないことを証明した。これらの結果はカフェインにより増幅された覚醒にはアデノシンA2A受容体が関与することを示している。(引用:日経プレリリース)
カフェイン(caffeine)は図のようなアルカロイドです。説明はしっかりしている関連リンクに任せましょう。
ところで、カフェインについて関連リンクを探していたらこんな図をみつけました(出典:T-shirt and Mug winners)。カフェインマグカップ?です。構造式使ってこのように図に当てはめた絵も面白いかもしれません。