[スポンサーリンク]

ケムステニュース

アセトアルデヒドが香料に 食品添加物として指定了承

[スポンサーリンク]

アセトアルデヒド?厚生労働相が薬事・食品衛生審議会に食品添加物としての指定を諮問していた「アセトアルデヒド」について、同審議会添加物部会は23日、指定を認めた。ただし、使用は香料に限った。
 厚労省によると、アセトアルデヒドはフルーツに似た香りがあり、果物などに含まれる天然成分。欧米では清涼飲料、お菓子などの加工食品に添加されている。 (引用:
河北日報
?
?
?


アセトアルデヒド(acetoaldehyde)は皆さんも体内で合成しています。特に週末。そうです、お酒(エタノール)を原料としています。血液中のエタノールが肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)によって分解され、アセトアルデヒドが生成します。生成したアセトアルデヒドはさらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により酸化され酢酸となります。
?
ところで、アセトアルデヒドの匂いってだめなんですよね。? アメリカのお菓子にはほとんど含まれている感じがします。アルデヒドの匂い自体だめです。アセトアルデヒドは炭素数が2つのアルデヒドですが、炭素数が6個ぐらいまで増えるたびにくさくなります。さらに、炭素数が9個のノナナールはバラの香料としても配合されていますが、はっきりいってそのままではオヤジくさいです。
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 日本発元素がついに周期表に!!「原子番号113番」の命名権が理研…
  2. 日本コンピュータ化学会2005秋季年会
  3. ニホニウムグッズをAmazonでゲットだぜ!
  4. 韓国へ輸出される半導体材料とその優遇除外措置について
  5. 旭化成ファーマ、北海道に「コエンザイムQ10」の生産拠点を新設
  6. トムソン・ロイターのIP & Science事業売却へ…
  7. 分析化学の約50年来の難問を解決、実用的な微量分析法を実現
  8. ひらめききらめく:/1 「創」のとき、夢の鼓動 /北海道

注目情報

ピックアップ記事

  1. 三菱ケミカルのサステナビリティに関する取り組み
  2. 博士課程学生の経済事情
  3. この窒素、まるでホウ素~ルイス酸性窒素化合物~
  4. 『ほるもん-植物ホルモン擬人化まとめ-』管理人にインタビュー!
  5. MEDCHEM NEWS 32-1号「機械学習とロボティックス特集」
  6. 抗精神病薬として初めての口腔内崩壊錠が登場
  7. 表面処理技術ーChemical Times特集より
  8. カーボンナノチューブ薄膜のSEM画像を生成し、物性を予測するAIが開発される
  9. トルキセン : Truxene
  10. ガッターマン アルデヒド合成 Gattermann Aldehyde Synthesis

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年6月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

第57回若手ペプチド夏の勉強会

日時2025年8月3日(日)~8月5日(火) 合宿型勉強会会場三…

人工光合成の方法で有機合成反応を実現

第653回のスポットライトリサーチは、名古屋大学 学際統合物質科学研究機構 野依特別研究室 (斎藤研…

乙卯研究所 2025年度下期 研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

次世代の二次元物質 遷移金属ダイカルコゲナイド

ムーアの法則の限界と二次元半導体現代の半導体デバイス産業では、作製時の低コスト化や動作速度向上、…

日本化学連合シンポジウム 「海」- 化学はどこに向かうのか –

日本化学連合では、継続性のあるシリーズ型のシンポジウムの開催を企画していくことに…

【スポットライトリサーチ】汎用金属粉を使ってアンモニアが合成できたはなし

Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポ…

第11回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

第12回慶應有機化学若手シンポジウム

概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大学理工学部・…

新たな有用活性天然物はどのように見つけてくるのか~新規抗真菌剤mandimycinの発見~

こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献…

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー