それを、ナノ粒子の自発形成を活用したもので、ちょうどよい量の原料を基板の上にまき、CVDと同等の高温で動かして目的サイズのナノ粒子にするというもの。その量を予測する平均膜厚スクリーニング法も開発しています。これは、基板の上に穴あきマスクを置くだけで1pm~1nmを連続的にスクリーニングできる極めて簡単な手法だそうです。実際、同法を用いて、一回の実験で高活性な触媒を発見、高品質なSWNTの合成に成功しています。
チューブ状の炭素多面体であるナノチューブについて、製作方法から物性、応用など実験的研究を中心に、平易に記述したテキスト。カーボンナノカプセルなど、関連する新物質についても述べる。
材料科学に新分野を創出し,エレクトロニクスからエネルギー分野まで広範囲な応用が期待されるナノテクノロジー材料の典型物質「カーボンナノチューブ」について,その製法から物性,実用の可能性までを解説した。
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カーボンナノペーパー開発 信州大、ナノテク新素材
ナノテク素材として注目される極細の筒状炭素物質カーボンナノチューブが二重になった「2層カーボンナノチューブ」を、薄いシート状の「カーボンナノペーパー」に加工する技術を遠藤守信信州大教授とメキシコ、米国の共同チームが開発