三菱化学(東京都港区)は26日、子会社で医薬品の三菱ウェルファーマ(大阪市中央区)と持ち株会社を設立すると発表した。医薬は景気動向に左右されにくく収益性が高いが、国内外で再編が進んでおり、グループの一体化を明確にして敵対的買収などを防ぐ狙いがある。 持ち株会社は「三菱ケミカルホールディングス」、6月下旬の両社の株主総会を経て、株式移転方式で10月に設立する。三菱化学1株に対して持ち株会社株を0.5株、三菱ウェルファーマに1.565株を割り当てる。持ち株会社の社長は冨沢龍一・三菱化学社長、三菱ウェルファーマの小峰健嗣社長は代表権のある取締役に就く。(引用:毎日新聞)
敵対的買収(Hostile Take Over)対策だそうです。livedoorとフジテレビ、日本放送の話で他社も対策を立てているようです。特に製薬業界はM&A(Merger and Acquisitions)が激しく、大きなものでは数年前の米国ファイザーのファルマシアの買収が上げられます。日本でも2006年の商法改正で、外国企業が株式交換により日本企業を買収できる「三角合併」が解禁され、外資系企業による日本企業の買収がしやすくなると考えられています。
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連日、ニッポン放送株の争奪戦が話題となったこの2月でしたが、その影で医薬業界で注目されるニュースがありました。
2月19日の日本経済新聞のスクープを皮切りに、報道各紙が三共株式会社(以下、三共)と第一製薬(以下、第一)が今度の10月に「統合」される報道がされたのです。