[スポンサーリンク]

ケムステニュース

日本化学会:次期会長に藤嶋昭氏を選出--初の直接選挙で

[スポンサーリンク]

藤嶋昭日本化学会(村井眞二会長)は会員2万9000人による初の会長直接選挙を実施し、次期会長に藤嶋昭・神奈川科学技術アカデミー理事長を選出した。06年3月1日就任予定で任期は2年間。

 藤嶋氏は1967年、光を当てると水を分解したり強い抗菌・防汚効果を示す酸化チタンの触媒効果を発見。今では「光触媒」技術として、工業製品に広く応用されている。専門は光電気化学、機能材料。86年から東京大教授を務め、03年から現職。04年の日本国際賞を受けた。(引用:毎日新聞)

本多・藤嶋効果の藤嶋先生が次期の日本化学会会長に選出されたそうですね。非常に有名な方なのでいいとおもいます。選挙で会長を決定することは今回はじめての試みです。私にも送られてきました。3人から選んでくださいという内容で、それを選んで投票する。任期も今までの1年間から2年間に増えたらしいので、日本の化学のための多大な活動を期待します。

関連書籍

 


図解 光触媒のすべて

 

21世紀のキーテクノロジーとして期待される「光触媒」技術を、スペシャリストが総力をあげて解説。写真や図を豊富に取り入れ、易しく読める内容・構成で光触媒のいまを全て網羅した待望の技術書。

 


くらべるシリーズ (1)

 


電気化学測定法の基礎

 

電気化学実験・測定の基礎から方法論までを理解し、身につけるための入門書。前半では実験・測定に必要な知識や溶媒、電解質、セル、電極について解説。後半には様々な電気化学反応の機構や測定データを満載する。

 

 

関連リンク

光触媒

光触媒とは一言で言うと「光が照射されることにより、それ自身は変化をしないが化学反応を促進する物質」です。

Fujishima Laboratory

光触媒で新型肺炎を防止  ノリタケが実証

室内照明で部屋をきれいに 汚れ防ぐ物質「光触媒」を高度化

独立行政法人、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の研究チームが、目に見える光(可視光)でも機能する光触媒を合成するのに成功した。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 独バイエル、世界全体で6100人を削減へ
  2. 三和化学と住友製薬、糖尿病食後過血糖改善剤「ミグリトール」の共同…
  3. 住友チタニウム、スポンジチタン生産能力を3割増強
  4. 2009年ロレアル・ユネスコ女性科学者 日本奨励賞発表
  5. 化学物質の環境リスクを学べる「かんたん化学物質ガイド」開設
  6. 【インドCLIP】製薬3社 抗エイズ薬後発品で米から認可
  7. 【鎮痛・抗炎症薬】医師の認知・愛用率のトップはロキソニン
  8. 5歳児の唾液でイグ・ノーベル化学賞=日本人、13年連続

注目情報

ピックアップ記事

  1. 宇宙に輝く「鄒承魯星」、中国の生物化学の先駆者が小惑星の名前に
  2. 光化学スモッグ注意報が発令されました
  3. エリック・フェレイラ Eric M. Ferreira
  4. 科学を魅せるーサイエンスビジュアリゼーションー比留川治子さん
  5. 日本プロセス化学会2019 ウインターシンポジウム
  6. 「日産化学」ってどんな会社?
  7. シャンカー・バラスブラマニアン Shankar Balasubramanian
  8. ボールペンなどのグリップのはなし
  9. NMR Chemical Shifts ー溶媒のNMR論文より
  10. ダイセル、化学技術賞を受賞 ウェハーレンズ開発と製品化

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年4月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー