特許の側面から競争激しい産業技術の相互関係が一目でわかるように描いた「特許地図」を、ベンチャー企業「サイヴァクス」(東京都中央区)が開発した。関連特許が多く注目度が高い技術分野は山や山脈に、ユニークさが際だつ分野は島のように表される。知的財産戦略や研究戦略を練り、研究開発の大海原を旅する上で、有力な道具になりそうだ。例えば、世界の公開特許約3000件を使ったカーボンナノチューブの特許地図では、NECが触媒に関する「特許山脈」を形作っていることが分かる。燃料電池への応用ではソニー、ディスプレーへの応用では韓国のサムスンが多くの関連特許を持っている。
また、サッカーボール型炭素分子C60の発見でノーベル化学賞を受けたリチャード・スモーリー博士のいる米ライス大学が、ナノチューブでも一大勢力になっていることも見て取れる。(引用:朝日新聞)
関連書籍
[amazonjs asin=”480652901X” locale=”JP” title=”化学・バイオ特許の出願戦略 (現代産業選書―知的財産実務シリーズ)”][amazonjs asin=”4806529451″ locale=”JP” title=”改訂6版 化学・バイオ特許の出願戦略 (現代産業選書知的財産実務シリーズ)”][amazonjs asin=”4806528447″ locale=”JP” title=”化学特許発明と侵害―化学特許発明の技術的範囲の解釈と固有の争点 (現代産業選書―知的財産実務シリーズ)”]