4月に新合弁の寧波三菱化学を設立し、着工する。同合弁には日本側の投資会社(出資比率は三菱化学61%、伊藤忠商事35%、三菱商事4%)が9割を、中国の大手投資会社の中国中信集団が1割を出資する。
同合弁は昨年6月に設立する計画だったが、中国政府の経済引き締め政策などの影響で認可が遅れていた。「生産開始は当初予定通り06年9月を目指す」(三菱化学幹部)という。
PTAはポリエステル繊維やペットボトルの原料として需要が伸びており、日系企業が中国で生産するのは初めて。三井化学も約300億円を投じて、年60万トンのプラントを08年前後に江蘇省に立ち上げる計画を中国政府に申請している。(引用:日本経済新聞)