米粒の十万分の一という極微小なハチの巣型ナノ微粒子の開発に、金大大学院自然科学研究科・工学部の高分子化学研究グループが成功し、特許を出願した。これまで合成が困難とされた大きさの微粒子で、医薬品や塗料などに応用できる。 開発したのは修士課程二年の尾関夏紀さん=富山県大山町出身=で、小西玄一助手、中本義章教授が指導した。「フェニレンメチレン」と呼ばれる核の周囲に、細胞やDNA、金属などと相性の良い高分子が覆う球状の微粒子で、壊れにくく、熱に強い性質を持っている。大きさは五十ナノメートル前後。安く大量に作れることを確認している。 これまでにないプラスチックの強化剤や、接着剤、塗料、化粧品に応用できるほか、ウイルスと同じ大きさのため、人工ウイルスを作成して、がんやインフルエンザの医薬品を創成したり、診断キットの材料になる可能性があるという。(引用:北国新聞)
フェニレンメチレンですからポリマーでしょうか?話は変わりますがこの北国新聞、大学の研究に関しての記事が多いですね。地元の大学の研究をよく紹介しています。