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東海カーボンと三菱化学、カーボンブラックの共同会社を断念

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東海カーボン三菱化学は24日、今年4月に予定していたカーボンブラック事業での共同出資会社設立を断念すると発表した。新会社には東海カーボンが6割、三菱化学が4割出資し、三菱化学のカーボンブラック事業を移管する予定だった。計画を審査していた公正取引委員会が、新会社と東海カーボンを合わせた国内シェアの高さなどを理由に競争が阻害されると判断した。今後は両社とも単独で同事業を手掛けていくという。カーボンブラックは合成ゴムに混ぜて、タイヤの補強材に使うほか、塗料やインキを黒色にする着色剤にも使う。東海カーボンはカーボンブラックの国内首位で、三菱化学は同3位。両社合計の国内シェアは約4割。(引用:日本経済新聞

 

断念だそうです。カーボンブラックは炭化水素(有機化合物)など炭素を含む化合物を不完全燃焼することで得られます。一般的にはプラスチックに混ぜたり、タイヤに混ぜたりということが思いつきますが、私は水素添加で使うPd/Cのカーボンブラックを思いつきました。(苦笑)
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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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