開発した薬剤はインドール化合物の一種で、根を長くする薬を畑にまいたところ、稲やキュウリについて通常の二倍近くに伸ばし、強風でも倒れにくくなった。砂漠で地中の水を集めるのに役立つ可能性もあるという。同じ薬でサツマイモを約一・三倍に大きくすることができた。
同じくインドール化合物の一種である落果を防ぐ薬は、ブドウの巨峰で実験したところ、通常より落ちにくくなり、木の上でよく熟したため、実が二割ほど大きく、甘みが強くなった。リンゴも同じように約三割大きくなった。(北国新聞)
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■富山大学薬学部創薬科学講座 薬化学研究室