青色発光ダイオード(LED)の発明対価を巡る訴訟で、11日に和解に応じた原告の発明者、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(50)が12日、東京都内で記者会見し、「(和解内容は)100%負け。和解に追い込まれ、怒り心頭だ」などと語った。和解額の約6億円については「(裁判官は)訳の分からん額を出して『和解しろ』と言う。日本の司法制度は腐ってると思う」と憤った。
矛先は日本社会にも向けられた。「これだけの発明をして6億円。やっぱり日本は文系社会。個人を重んじず、大企業に『滅私奉公せい』というシステムだ。実力のある理系の人は米国へ来るべきだ」。今後の活動を尋ねられると、「研究に専念できるのはうれしい。また、新しい挑戦をしたい」と述べ、“独演会”を締めくくった。(引用:毎日新聞)
とにかくこれで、裁判は終わったのですから研究に集中できますね。裁判と講義と研究とではどんなに優秀な人でも人より先んじて進むことはできません。企業の研究者への待遇はこれで少しはかわるのでしょうか。
実際、研究では新しいものが出てきています。酸化亜鉛を用い青色ダイオード 東北大開発 コスト減期待
本当にどの分野でも研究は日進月歩ですね。私のやっている研究分野でも多くのグループが毎日新しい結果をたたき出しています。昨日こう考えていたことが、1つの結果によって全く逆になることも多々あります。自分の結果とどうような研究が次の日論文になっていたこともあります。毎日こうしたらどうなるだろうというアイデアが浮かび、失敗に終わる。また、その失敗からどうしたらうまくいくだろう?ところでこれの結果は何だ面白いのか?と考察する。そんなことを考えていたら、ほかの事を考える暇があっても研究の方に向いてしまいます。そんな研究者の方おおいと思います。確かに、いくつものことができたらいいとは思いますが、そのくらい集中しなければ、新たな結果を生み出すこと、面白くすることはできないと考えちゃいますね。それが、研究者なのでしょう。