今後3年間の総投資額は5500億円。うち電子・ディスプレー事業は2700億円とガラス事業(2000億円)や化学(800億円)に比べ最大の投資分野だ。特に重点的に投資するのが薄型テレビなどの需要拡大が見込める液晶のガラス基板事業で1000億円投資する。(引用:
日本経済新聞)
薄型テレビが世界中の市民生活に欠かせぬツールとなる日は近い。そのデジタル家電産業をリードするのが、液晶などで断然の優位性を持つ日本のメーカーたちである――そう断言して新たな好景気の到来と日本企業の底力を示したのが本書だ。半導体担当記者歴27年の著者が、様々な観点から次世代ディスプレー産業の実態を検証し、勝利の根拠を解説していく
フラットパネルディスプレイの近況、液晶ディスプレイの主な用途、液晶関連部材の技術・市場動向等を解説。海外の液晶メーカー及び部材メーカーの動向に深く言及し、現在の環境で日本の液晶産業がいかにあるべきかを考察する。