携帯電話などに搭載されている有機ELの寿命は現在一万時間弱にとどまっており、寿命六万時間の液晶に後れを取っていた。京セラも開発当初は二万時間を目標としていたが、開発段階でこれを大幅に上回る三万時間を記録。消費電力も携帯電話用サイズで液晶と比べ、三分の一以下に抑えることに成功したという。
京セラが開発する有機ELは基板材料にアモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)を使うのが特徴。先発メーカーが使っている低温ポリシリコンTFTよりも製造コストを三割程度抑えられる。主に携帯電話やデジタルカメラ、カーナビゲーション用で二-七インチ(画面の対角線の長さ)程度の中小型サイズを量産する。(引用: 産経新聞)
ついに有機ELディスプレイが液晶越え?!基盤材料にアモルファスシリコンを使っているようです。アモルファスシリコンは製造コストが安くなる反面、キャリアの移動速度が落ちるということなのですがどうなのでしょう?とにかくここ4,5年で多くの有機EL製品が出ることは間違いないようです。
関連書籍
図解入門 よくわかる最新ディスプレイ技術の基本と仕組み―液晶、有機EL、プラズマ、電子ペーパー